洋貴は五月に、文哉の担当看護師だった東雪恵が、
今は行方不明になっていることを話す。
五月は雪恵探しに協力すると申し出る。
そこへひょっこり双葉が訪ねて来た。
自分と文哉が母と血がつながっていないことを知って、
双葉は深く傷ついていた。
その晩、双葉と五月はふかみに泊まるが、
五月は自分の気持ちが洋貴に傾いていることを語り、
双葉の気持ちを探ろうとする。
同じ頃、文哉は紗歩を軽トラで連れ出していたが、
「明日が来ると思っているのか」と脅し、
自分の名前は雨宮健二だと強く言い聞かせる。
翌朝五月は帰り、双葉がうたた寝をしていると、
駿輔が「お母さんに改めて謝罪したい」と現れた。
洋貴は、駿輔が双葉に生みの母親は死んだと話しているのを立ち聞きしてしまう。
双葉は駿輔と一緒に帰って行った。
駿輔は隆美に、もっと早く離れた方が良かったのでは…と言うが、
隆美は兄妹の母親となったことを後悔はしていないと言う。
だが双葉と違って、文哉は一度も隆美の手を握ったことはなかった。
洋貴は日垣家へ行き、響子に駿輔のことを伝えるが、
響子は会いたくないと突っぱねる。
それでも母を説得しようとする洋貴に、耕平は今の幸せを壊すなと
怒りをぶつけるのだった。
翌日、洋貴は五月と一緒に、東京で雪恵を知る元同僚の話を聞く。
五月は双葉の正体を雑誌の記事で調べていた。
さらに加害者家族への訴訟を促すが、洋貴は断る。
その夜、また双葉がふかみにやって来た。
双葉の事情を知って優しさを見せる洋貴。
束の間穏やかな会話が続き、二人の心は近づくが、
双葉はゴミ箱に捨てられていた記事のコピーを見てしまい、
そっと姿を消してしまった。
駅で灯里と電話する双葉。灯里はどこまでも姉を気遣うのだった。
そんな時、響子が帰ってこないと、耕平から洋貴に連絡が入る。
日垣家で待機する面々が警察に届けようかと思案している所へ、
響子が疲れた様子で戻って来た。
響子は亜季が死んだあの湖に行って来たと言う。
亜季を失ってから、響子は励まされると死にたいと願い、
親子連れを見ると憎いと思い、
周りが全部不幸になればいいとさえ考えていた。
そして亜季が殺されたのは全て自分のせいであると思い込んで、
全てに目を閉じて生きてきたのだった。
だが、湖で目を閉じて浮かんで来た文哉の目が、
自分と同じであることに気付く。
響子は初めて文哉と向き合う決心をし、
彼に会って「亜季を返してもらう」と言い出した。
耕平らはとまどうが、洋貴は響子の気持ちを受け入れ、
二人で暮らすことに決めた。
響子がふかみへ来て片付けをしていると、
そこへ隆美が訪ねて来るのだった。
一方、祖母の入所している介護施設にいた双葉は、
そこに現れた文哉と出会う。
「一緒に行こう…」と言う文哉。
居場所を失っていた双葉は、涙を溜めた目で
すがるように兄を見つめるが…。
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録画視聴のため遅くなりますた〜。
忘れた頃に書いちゃうよっ!(笑
洋貴と双葉が出会ったことで、
駿輔や響子や隆美に、新たな動きが生まれ始めた!
響子がいつも虚ろな感じでしか会話できなかったのは、
ずっと犯人と向き合うことを避けていたからだったのね…。
洋貴と同じで、自分のせいで娘は死んだと思い続けていた響子。
親として見ると、その気持ちは痛いほどに伝わって来る。
「子供を亡くすと人じゃなくなる」と言う台詞もすごくよくわかるなぁ。
もうみなさんが散々書かれていて今さらアレだけど、
このシーンは大竹しのぶさんの壮絶な演技に引き込まれる長回しだった。
大竹さんって素顔は天然入ってるけど、
やっぱり女優さんとしては一流だと改めて実感しました。
そして洋貴と双葉のちょっとしたふれ合いが切ない…。
孤独に耐えながらも、洋貴に寄り添っていってしまう双葉。
二人の手がお互い触れようとして触れられないのも、
いつもラーメンやそうめんをすすっているのも、
なんだか見ていると鼻の奥がツンとしてしまう。
しかし文哉が女子の間で人気者だったとは意外だ。
あのミステリアスな雰囲気がいいのかしらん。
でも風間くんはめちゃくちゃ頑張ってると思う(笑
双葉と文哉は二人でどこへ行こうとしてるのか?
☆キャスト
深見洋貴…瑛太/遠山(三崎)双葉…満島ひかり/ 雨宮健二(三崎文哉)…風間俊介/
日垣(深見)耕平…田中圭/草間真岐…佐藤江梨子/遠山(三崎)灯里…福田麻由子/
日垣由佳…村川絵梨/藤村五月…倉科カナ/臼井紗歩…安藤サクラ/
深見達彦…柄本明/日垣誠次…段田安則/草間五郎…小野武彦/
遠山(三崎)隆美…風吹ジュン/三崎駿輔…時任三郎/野本(深見)響子…大竹しのぶ